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リボルバー・リリー

 綾瀬はるかが演じるのは、かつて秘密組織の諜報員として「リボルバー・リリー」と呼ばれていた小曽根百合。いまは花街の女将をしている。時は大正末期。陸軍が、ある事情により追跡している少年を、リリーが守るというお話。単純に言えばそんなところ。あとはもう、リリーの八面六臂の大活躍。安心して、綾瀬はるかを見ていてください。刺されても、どんなに撃たれても、リリーは大丈夫です。そこに違和感を覚えるか、それを楽しめるかが、この映画の鍵なのだろうなぁって思いました。

 自分はまぁ、綾瀬はるか頑張ってるなぁと、温かい心で見ていました。いやほんと、たくさん青あざ作ったそうで、よく頑張っていました。唯一無二、と言えばそうなのかな。誰か代わりにできるかと考えて、長澤まさみもアクションしてくれそうだけれど、ちょっと若いなぁ。北川景子の凛とした感じは捨てがたいけれど、今は和服と鎧のイメージがあるからなぁ。・・・ということで、これは綾瀬はるかのための、綾瀬はるかの映画、なのでした。まぁちょっとどうでも良いことを言うなら、白いドレスを後ろから撮ったシーンが、なんか、おばさんっぽかったんだよなぁ、体型が。背中は、あんなに綺麗なのに。ズドン、ってしてた感じが残念だった。俺くらいだろうな、そんなこと言うの。

 行定 勲 監督作品。公式HPはこちら