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コロナの時代の僕ら

 筆者のイタリア人が、つい最近のこととして発表したエッセイが、日本でも出版されたもの。「27カ国で緊急刊行」と、帯に書いてあるとおり。内容は、なんとなくは情報として知っていたことなので、新鮮というわけではないけれど、一つの記録として、手元に置いておいてもいいかなと思う。すぐ読めるよ。

 この日本語版には特別に、「著者あとがき」として、「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」という文章があって、それが、事の本質を突いているかな。

「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか。」

 人は、なかなか変われない生きものだと思うけれど、変わらなくてはいけない時、というのがあって、それが今って、ことなのだろうね。

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コメント: 2
  • #1

    美月 (土曜日, 16 5月 2020 20:50)

    何を守り…
    そうですね。
    人間は欲深い生き物ですが、
    想いを抱えて生きられる…。
    素晴らしいですよね。
    時を
    大切に生きたいと思いました。

  • #2

    山ヤ (土曜日, 16 5月 2020 21:31)

    社会も、学校も、何か大きく変わる時代の節目を、正に生きているのかなという気持ちがします。
    今という時を大切に。本当にそうですね。