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美女と野獣

 連休中に、子どもの相手をしてあげられなくて(「こどもの日」にも!)、申し訳なく思っていて、それで本人からのリクエストにより、本日、ディズニー映画の「美女と野獣」を一緒に見に行った。

 最近、予習としてアニメ版の「美女と野獣」を見ておいたので、なるほど、ここはこういう感じで映画になってるな、とか思い出したりして楽しめた。良く出来ている映画だった。

 オオカミが怖い、とか、ガストンの悪者ぶりが本当に嫌、とか、事前に聴かされていたけれど、それより何より、誰もが言っているように、エマ・ワトソンが素敵だった。

 可愛らしくて、綺麗で、と言うより、凛とした強さがとても魅力的だった。あぁだから、エマ・ワトソンが、ではなくて、「ベル」という主人公がそういうふうに描かれているということだな。読書を愛し、変わっていると人に言われても自分を失わない、強い女性。

 2年前かな、実写版の「シンデレラ」も、子どもと一緒に見たことを思い出す。あれはあれで面白く見たし、ちょっぴり感動もしたっけ。ただ、本当は「シンデレラ」も、自分の運命を勝ち取る女性であるはずなんだけれど、ベルほど「強い」女性という印象ではなかったような。魔法に助けられてるところが多かったからかな。・・・

 「美女と野獣」の中には、強い女性だけではなく、様々な環境、性癖、立場の人達が描かれているようにも感じた。そういうのって、子どもにはわかるのかな。

 「誰が好きだった?」と見終わってから子どもに聞かれ、「ポット夫人とチップ」と答える俺。だって、良く出来てたよ。ポット夫人の声は、岩崎宏美か。歌も良かったよ。

 子どもと楽しめる、良い映画だった。