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夢の世界、おとぎの国へ。その2

ホテルは、アンバサダーに泊まった。送迎のバスまでオシャレで、大いに気に入る。ルーも、初めてのホテル泊で、上機嫌だった。
 ホテルにいて、ゆっくりしたいと思う一方で、少しでも早く外に出て遊ばなくちゃと気が焦るのは、何ともじれったい悩みである。

 そうして、2日目はいよいよ、ディズニーシーへと向かうのであった。

 ホテルで朝食を済ませた分、微妙に出遅れるハメに。まずは、ルーとしては、皆がしているようにダッフィーのぬいぐるみを買っておきたいんだよね。はい、OKだよ、買いに行こう。

 お〜、たくさん並んでるね。え、どれどれ、あ〜そうだね、そのリボンをつけたのは、可愛いね。じゃぁそれにしなよ。・・・
俺「かぁさん、ルーはこの、リボンをつけたダッフィーが欲しいんだって。・・・へっ? 違う、これは、ダッフィーじゃ、ない? これは、シェリーメイっていうの? そんなのなんでもいいじゃん。リボンがついてる分、得した感じじゃない? ダメなの?」 ・・・・
母さん「ルーはダッフィーを買いに来たんでしょ。だから、ダッフィーを買うべきなのよ。今やろうとしていることは、ミッキーを買いに来て、ミニーを買ってしまうようなことなのよ!」 ぐはぁ〜。こんなところで、母さんに説教される、俺とルー。
 ・・・・結局は、シェリーメイが、ルーの腕の中に収まることにはなったのだけれど。なんでもいいから、大事にしてね。

 

 

 

 さてさて、その後、乗ってみたかったヴェネチアン・ゴンドラへと移動。わりと空いていて、すぐに乗れた。そして、これがディズニー・シーかぁ〜と、その雰囲気に早くも魅入られてしまった俺。特に、船頭さんの「サンタルチア」の歌にはプチ感動だった。
 世の中に喧嘩もなく、皆の願いがどうぞ叶いますように、むにゃむにゃ・・・・。

 それから、あちこち歩き回って、ディズニー・シー内を探索してみたけれど、有名アトラクションはどれも既にたいへんな行列で、上手にアトラクションを楽しむには、もっと事前に研究と対策が必要だなぁとひしひしと感じた。

 お昼は、「リストランテ・ディ・カナレット」というイタリアンのレストランで食べた。料理もたいへん美味しかったし、何より、ビールが飲めたことが、幸せだった。

 前菜を盛ったグラスの中に、ミッキーがいた。

 

 午後の、水上ショーを見てから帰路につく。ルーは疲れてしまって、ショーの途中から寝ちゃったんだよね。素敵な夢を、見られたかな。

 本物のおとぎの国に、また来ようね。