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夢の世界、おとぎの国へ。

 春休みに入ってすぐ、一泊二日の一泊をホテルでという贅沢をして、親子でディズニーランドへ行ってきた!

 まず、1日目はディズニーランドへ。

「身長が103cmになれば、あれも乗れる、これも乗れるよ。」と、ルーは普段からよく話している。今はちょうどそのくらいか。それじゃぁと思って、今日は迷わず、ビッグ・サンダーマウンテンに並ぶよ!(身長制限は、102cmだった。この中途半端さって、何だろうね。)

 ジェットコースターをルーは怖がるかと思ったけれど、大丈夫だったね。実は、このジェットコースターには、父さんも乗りたかったんだ。(父さんも初めて乗ったんだよ!)

 さて次は、プーさんのハニーハントに行ってみる?

 ・・・・と思ったら、もうすでにファストパスがなくなっちゃってるね、残念。じゃぁまた、父さんの見たかったキャプテンEOでも見ようか、それでいい?

 お昼は、「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」というレストランで食べた。ここは以前、学校の移動教室の時に利用したことがあったんだよ。

 ・・・・いやぁ〜それにしても、ちょっとしか動いてないのにやたら疲れたね。早起きしたしね。ルーはグダグダだ。でも、せっかく来たんだから、もっと遊ぼうよ。・・・・何なに、もう少しゆっくりしていたいの?

 だったら、父さんは、一人で行っちゃうからね!

 

 と言うわけで、ルーと母さんをレストランに残して、俺は一人でトムソーヤ島に上陸する。携帯も持っていないのにどうするつもりだったかと言えば、きっとこのトムソーヤ島で会えるような気がしたのだ。(この勝手な行為に、後でルーからは、「父さんは、大人子どもだ!」と言われたけれど。)

 筏(いかだ)で島に渡る時から、俺はなんだかそわそわワクワク。冒険家の魂がくすぐられてくる雰囲気だね。こっちは比較的人混みが少ないから気分も好いし。さぁ、後でルーに案内できるように、島のあちこちを探検しておこう。

 父さんのお気に入りは、何と言ってもこのツリーハウス。カッコイイね。こういう小屋を作っちゃう子どもに、ルーが育って欲しいと思うけれど、まぁ、ちっと無理かな、女の子だしな・・・。

 トムソーヤ島でしばらく過ごしていたけれど、やっぱりなんだか心配になり、ちょっとルー達を探しに行こうかなと、もう一度、筏に乗る。

 と、ほらね、やっぱりこっち岸の船着き場に母さんと一緒に並んでるじゃん!よかったよかった、会えてよかったよ。じゃ、トムソーヤ島に再上陸だ!

 その後、三人でトムソーヤ島でしばらく遊んで、それから一度ホテルへ行ってチェックインを済ませ、再びディズニーランドに戻ってきて「ブルーバイユー・レストラン」で夕食をとる。なかなか美味しかった。(お酒も飲みたいところだった。)

 食事を終えて、母さんは夜のパレードに備えて場所取りのために座りこみ、ルーと俺は、もう暗くなったというのに、(ルーがジャングルクルーズに乗りたいと言うものだから)並んで、すっかり暗くなってからの川下りを楽しみ、そして母さんと合流。

 いよいよ、夜のパレードだよ、ビックリするくらい綺麗だからね!

 父さんのお気に入りは、赤い縞々のチェシャ猫や魔法使いのジーニーなんだけれど、ルー的には、やっぱりお姫様系のキラキラ達のようだった。特に、シンデレラが、シンデレラ城をバックにして衣装の電飾の色をパッと変えて見せてくれた時は、夢を見ているような瞬間で、周りからも一斉に歓声があがっていた。(ほぼ中央に陣取ってくれた母さん、ご苦労さん、ありがとう。)