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大内宿

 一週間ほど、車で岩手へ行って来たんだけれど、初日(22日)は、一気に車を走らせるのも疲れちゃうかなぁとか考えて、途中、福島の大内宿というところで一泊してきたよ。

 大内宿は、江戸時代に(関東と会津とを結ぶ)下野街道の交通の要衝として栄えた宿場町だ。けれど明治になって日光街道( 現R118、R121)が大川沿いに整備されると、交通の流れはそちらに移り、大内宿は僻村のようにして取り残されてしまったのだ。でも、そのことでかえって、茅葺きの家並みが続く宿場町は、タイムスリップしたままに今もその姿を残しているのだとか。

 そんな、茅葺き屋根の民宿に泊まってみたいなぁ・・・という思いで、行って来ました大内宿。

 なんか、時間がゆ〜っくり流れていて、気持ちよかったなぁ。

 泊まったのは、「山形屋」さんという民宿。出された夕食が、すごくたくさんで、しかもメチャ美味しくて(山菜や馬肉等々、郷土料理好きにはたまらない。)お腹が苦しくなるくらいに食べてしまった。そして最後はお蕎麦。これがまた、これぞ田舎蕎麦という感じの、旨い蕎麦だった。蕎麦粉が十に、繋ぎが一の割合で打つ、十一蕎麦(といちそば)と言うのだとか。(たくさんですって言ったのに、大盛りにしてくれた。・・・それでも完食。)

 食べ終えてから、御主人に「蛍でも見てくれば」と言われたので、教えられて近くの田んぼへと出てみた。

 蛍、久しぶりに見たなぁ〜・・・。そうそう、東北の蛍って、夏休みになってから田舎で見たものだったよなぁ〜と、子どもの頃の記憶を、ちょっぴり辿ってみたりした。

 

 山形屋さん、料理とっても美味しかったです。またいつか、泊まりに来たいなぁ〜・・・。