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火渡り祭と冬蕎麦

 日曜日は午前中雨模様だったけれど昼頃からさぁっと晴れてきて、これなら高尾山薬王院の冬の行事である「火渡り祭」も無事開催されるだろうなと思って、見に行ってきたよ。

 火渡り祭祭場は、高尾山自動車祈祷場。1時過ぎには着いたけれど、既に人がいっぱいだ。そしてぼちぼち祭事が始まっていた。中央に作られた護摩壇(生の檜で作られているようだ。)には、なかなか点火されない。しかし、山伏達のパフォーマンスも、見ていて飽きない。信者、観衆達が、固唾を呑んで見守る中、ようやく護摩壇に火が入り、暫くはもうもうと白煙が昇って、やがて大きな火が上がった。なかなか圧巻だったよ。

 

 漸く火の勢いが治まってから、いよいよ火渡りの儀式である。山伏達が念仏を唱えながら次々と、まだ熱いであろうおき火の上を素足で歩いていく。そしてその後は、一般の信者達も、歩く歩く。子供も、おばあちゃんも、歩く。なかなかおもしろい火渡り祭だった。

 さてその後は、すぐ近くの「竹乃家支店」という蕎麦屋に入ろうかと思っていたのだけれど、ちょうど今催しが終わったばかりという訳で満席で、仕方なく参道の方へと歩いてみる。・・・どこも満席の店が多いようだったけど、高橋屋の向かいの、「紅葉家本店」はなぜかガラガラ。基本的に土産物屋と勘違いされて、蕎麦屋という認識が薄いんじゃないかなぁ。でも、入口には、「手打ち蕎麦、限定十食」という札も下がっていたりする。なので入って、その手打ち蕎麦を注文してみた。(まだ残っているところも怪しかったけれど・・・。)あと、蕎麦だけじゃぁ寂しいからと、わがままを言って、天ぷらの盛り合わせも作ってもらった。ありがとうございます。

 

 さてさて、出てきた天ぷらと、蕎麦は、なかなかのもの! 天ぷらは、ウドの天ぷらが、おいしかったなぁ。抹茶入りの塩が付いていた。それと、花わさびという漬け物? それもおいしかったよ。蕎麦も、今回高尾近辺で食べた中では一番美味かったかな。手打ち蕎麦840円でした。

 蕎麦を食べ終えて店を出ると、ちょうど、薬王院へと帰っていく山伏達とすれ違ったよ。

 

 

 冬蕎麦キャンペーンへの挑戦は、これで終わりかなぁ、あと一回くらいは行けるかなぁ・・・・。とても、22店舗制覇なんて、無理だったね。はは。