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蕎麦行脚

 ケイさん、えびっち達に誘われて、戸隠まで行って来たよ。目的は二つ。「ミズナラ大王」と呼ばれている水楢の巨木を見に行くことと、戸隠でおいしい蕎麦を食べること!

 土曜日の早朝に高田さんを車に乗せて東京を出発だ。道すがら、きむっち、ケイさんの車(withえびちゃん夫婦と安藤塾長)とも合流して、昼過ぎには戸隠入りし、まずはえびちゃんお薦めの蕎麦処「そばの実」にて、やや遅い昼の蕎麦タイムとなった。普段は混んでいるお店だそうだが、この時は七人すんなり入れたね。

 ざる蕎麦の大盛り、「大ざる」を注文した。ふむふむ、さすがにこれは旨い。(高尾山頂の蕎麦とは違います。)喉越しのツルッとした感じも気持ちがいい。時々来てみたいって思える、お店でした。

 

 そして翌日曜日、この日は違うお店で蕎麦をという訳で、戸隠神社中社鳥居前にある「うずら家」という蕎麦屋へと向かう。・・・んが、うすうす恐れてはいたのだけれど、やっぱり。お店の前は行列だ。それほど、有名店なのです。・・・どうする? 諦めようか。(「うずら家」さん、いつか寄ってみたいなぁ。)・・・てなわけで僕らはスッパリ転進して、今日も「そばの実」へ。本日はボチボチ混んでいて、七人は別れて食事することになった。

 

 ケイさん、高田さんとテーブルを囲んだ俺。二人は天ざるを注文していたけれど、俺は「霧下のそば切り」とかいうのが気になって仕方がない。「こ、これは・・・何ですか?」なんて聞いてしまったけれど、お店の人の説明のとおり「粗挽きそば」と、お品書きに書いてあった。(つなぎとそば粉、1対9の割合で打った蕎麦だとか。)さっそく注文(それと、天ぷらの盛り合わせと、欲張った)。・・・出てきた蕎麦には塩の小皿が付いていて、まずその塩で食べてみてくれということだった。塩で、蕎麦・・・。これが、実に美味かった! 塩によって蕎麦の持つ甘さが引き出されて、ほんわり甘く感じられたよ。もちろん出汁も付いているんだけれど、全部、塩で味わってもよかったかな。塩で食べる蕎麦、驚きの美味さでした。(ところでこの「霧下のそば切り」は、一日15食限定だそうで、たまたま残ってたのかな。ラッキー!)

 戸隠へはまた、山に登りに来たついでに、蕎麦を食べに来ようと思ったのでした。