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小屋バイト、行って来ました。

 GW連休中ずっと、(26日から山に入って、7日まで。)南アルプスの山小屋で雪かきなどのアルバイトをしてきました。

 今年はやっぱり南アも雪が深くて、とにかく雪かきは大変だったよ。(去年も同じ小屋で雪かきをしたんだけれど、雪の深さが全然違った。ちなみに、写真は連休の最後に撮った小屋の写真。俺らが山に入った時には、入口の青い屋根がほんの少し見えているくらいで、その日、入口を掘り起こすのは諦めて窓から入ったんだ。)

 7日は、小屋のオーナーの細田さんと、小屋番の片山さんと、俺を迎えに来た(?)カエちゃんと、四人で山を下りた。連休後は、小屋は一時閉めて、(予約の状況に合わせて)週末ごとに開けるのだとか。南アルプスの小屋って、北アの小屋と比べるとずっと集客も少ないし、問題もいろいろと抱えている。第三者的立場から、もっとこうしたらいいのに・・・、と思うこともいっぱいある。でも、頑固で(少々偏屈で?)、だけどまるで永遠の少年のようなオーナー細田さんの魅力に惹かれ、はまりつつある自分・・・。

 細田さんと山を下りてくるのは、楽しかった。カエが、今鳴いている鳥は何ですか?と訊けば、すぐに答えてくれるし、木の名前、花の名前を教えてくれる。(モミジの花なんて、初めて見たよ。)ひとときカエと一緒に生徒になって、山の先生の授業を受けながらの山歩きだった。

 

「サルオガセ」。とろろこんぶ、じゃぁないよ。(あはは。名前、思い出したの。)寄生植物らしい。「惚れ薬だよ。」と教えられたけれど、たぶんからかわれたみたい。でも、調べてみると利尿作用のある薬になるのだとか。

 

  これはブナ(イヌブナ)の双葉。山は眠りから覚めて、命のみなぎる季節を迎えているね。ところで、こんなふうに群生して芽が出ているのはどうして? (→答え。どんぐりをリスが埋めたからということでした。他にも、啄木鳥の新しい巣穴や、おそらくモモンガが食い散らかしたのだろうと思われる跡なんかも教えてもらったよ。)

 道々、フキノトウや、その他なんだったかな(ツキノシタ?)、教えてもらった山菜を摘んで帰ったよ。もっともっと、教えてもらいたいことがたくさんあるなぁって、思ったな。

 

 

 細田さん、いろいろありがとうございました。またお手伝いしに、山に登ります。