· 

覚醒したぁ!

 10日間、山に入ってました。

 南アルプスの山小屋で、アルバイトをしてきたよ。まぁ、山の勉強の一環ってことで。

 

 初日(27日)は、登山口に朝7時に来いと言われて、超早起き。そして、食糧をボッカして、山を登った。昼過ぎには、小屋に到着。まず、雪かきしないと小屋に入れないので、とりあえず入口付近の雪かきをした。積雪は、1m50cmくらいかな。去年よりは多いけれど、例年に比べれば少ないとか。夕方までせっせと雪かきだった。

 

 28日。オーナーと沢を登って、水を引くパイプを設置した。それから、小屋の中の大掃除。午後はまた、せっせと小屋まわりの雪かきをした。

 

 29日。午前中は、新館の方の掃除。お昼頃からちらほらとお客さんがやってくる。連休初日のこの日は、20名くらいの宿泊だったかな。北アルプスの小屋に比べたら、南アのこんな小さな小屋では、連休でもこんなものか。それでも、アルバイトは俺一人だったので、食器洗いなどは(水場が外にあるので、)夜暗くなって、ヘッデン点けながらやってたよ。

 

 30日。団体のお客さんが2件入って、10日間で一番混んだかな。(50名くらい。)新館の部屋も使ったし、食事は、2回戦になった。

 

 1日。お客さんを送り出して、掃除を済ませてしまえば、静かになった。(トイレ掃除をしながら、この大量の垂れ流しは問題だよなぁと思いつつ、自分にはどうすることも出来ない。・・・)小屋では、プロパンガスも使っているけれど、お湯を沸かすのに、薪で焚いているので、午後はその薪運び。けっこう肉体労働だった。

 

 2日。お客さんがいなかったので(!)、山に登ってきていいよと言われ、朝4時に起きて稜線まで登ってみた。けど、朝のうちの天気はあまり好くなかったんだ。9時前には、小屋に戻る。お客さんは10名くらい。その中に、内装関係の職人だという若者5人のパーティがいて、その彼らが、とっても感じが良かった。

 

 3日。天気が心配されたけれど、大丈夫だった。ところでこの頃から、指があかぎれに。なにしろ朝は、氷が張ったりする水で、米をといだり食器を洗ったりしているからか。お客さんは20数名。なんだかいろんな人がいるなぁと、思ってしまうことあり。小屋のスタッフも応援に登ってきた。

 

 4日。小屋の前を通る人やベンチで休んでビールなんかを飲む人!も多く、久しぶりに(?)賑やかだった。連休らしくていいね。泊まりは25名くらいだったかな。中学生くらいの女の子もいて、談話室で怖い話で盛り上がった時に、「お父さん早く寝ようよ。」と、泣きそうになりながら父親を引っ張って部屋に戻っていったのが、可愛かったなぁ。

 

 5日。また静かになった。スタッフの方が多いくらい。小屋の窓ガラス拭きなんぞをする。泊まりのお客さんは3人だけだった。

最終日。下山。空になったプロパンガスのボンベを背負って山を下りた。しかしこの、下りボッカが、なんだか一番きつかったかも。スタッフと下りてきたので、帰りは一緒に日帰り温泉に寄り、ほうとうを食べて、別れた。

 

 さてと。毎朝5時前後には起きて、沢の水を飲んで、すっかり山モードにシフトした感じだよ。足も、(たまに違和感はあるものの、)働いていても痛くなることはなくて、これなら、縦走もOKだと確信したね。まさに、覚醒したって、感じかな!

(とかなんとか言っちゃって、ただいま筋肉痛〜。)